「逃げるな」と簡単にいう人がいる。
障害を目の前にして、それを受け止める力のまだない人にそんな言葉をいうのは残酷なことだろう。
打ちひしがれて崩れた姿を見て「逃げるな」という人ほど「弱いな」と苦笑いを浮かべる。
たしかになにも考えずに逃げるのは良くない。
大切なのは、その障害を見据えることだ。
そしてもし今まだ受け止める力がないと思うなら避ければいい。
逃げるのと避けるのは違う。
逃げるには障害を見なくても済むが、避けるにはその困難がなんなのかを見据えなければならない。
しっかり見て避ければ、次に力を備える準備ができる。
なにもわからず逃げていては、いつまでも逃げ続けなければいけない。
逃げてはいけない。
ただ避けるのは構わない。
大切なのは見据えること。力がまだ備わっていないなら避けることは構わない
「逃げるな」だけでは言葉足らずだ。

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