FC2ブログ

やきゅうのうた
01 /25 2017
月は平等に照らしてはくれない。
どれだけ頑張っても、光のない場所では無駄、そんなことを思ってしまうときがある。
満ち足り、欠け、ときには雲に隠れ、姿を見せない。
そんな月のせいにしてしまうことがある。

すべて0に戻り、並んでスタート。
そういわれる季節が来る。
ただ、全員が並んでいるわけではない。
いつも最後尾、そこから始めなければならない、そんな立場にいる男がいる。
「もっていない」
「ツキがない」
言われなくても、自分でそう思うときがある。

何故、好調な時に、こんな目に合うのか?
体の痛みより、心に突き刺さる想いが辛い。
せっかく抜き去ったライバルが、何もできない自分の横を駆け抜けていく。
心が折れそうになる。
もしあの時…そんなことを思ってしまう。
受け入れることは簡単じゃない。

今年もスタートは最後方。
そこには、月の光がない。
照らされたライバルをうらやましく思っても、追いつく力を得られるわけじゃない。
受け入れることが出来ないなら、受け止めてみようと思う。
避けて後ろへ逸らすより、前に弾く力を持つ。
そんな想いを受け入れよう。

月は平等に照らしてくれない。
でもないわけじゃない。
暗い夜空であっても、雲が抜けたときに見える月は、満ちたものかもしれない。
月は空にある。
いつか自分を照らしてくれる。
そう信じて、最後方から前に進む。

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

ryoukouno

紘野涼です。
「スワローズ観察日記R」の管理人
仕事はフリーランスでライターやプランナーなどその他もろもろという感じです。
こちらではメインブログ、仕事では書けないようなもの、これまで書き散らかしたものをまとめていこうを思っています。
当サイトに掲載されている文章は、紘野涼に著作権があります。
無断転用、掲載はご遠慮ください。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。