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名もなき人

04 /06 2011
誰もが小さな幸せを疑わなくなったとき、自然は災いを起こす。
だけどいつも裁かれるのは、名もなき人たち。
笑顔を浮かべながら涙を流し「頑張る」という人たち。

正直さを忘れ、隠していることにも気づかずないものたちが裁かれることはない。
どれだけ守られているかも知らずに、傲慢な励ましの言葉を吐く。

どれだけ願ったかわからない小さな幸せを、一瞬に流してしまう。
流されていく人をたた茫然と見送ることの悔しさを知る人たち。
瓦礫の中にできた道を歩き、「諦めない」と家族を探す人たち。

テレビは惨劇を流し続け、名もなき人の言葉をむしり取る。
ペットボトルでのどを潤しながら、瓦礫の道を歩く人たちの横を車で追い抜いていく。
そんな一瞬で切り取ったものを伝え聞いた人たちが、かわいそうだといいながら買い物をしている。

なにもわからない。
本当のことなど伝わってはこない。
何もできるはずがない。
無力だと嘆くしかない。
いつか裁かれるのかもしれないという脅えを抱えながら。

立っている姿に見えたとしても、
今はまだ心の中は座り込んだまま。
その人たちに励ましの言葉をかけても、横をすり抜けていくだけ。
辛いのはこれから、
立ちあがろうと力を入れようとした時、
自分の無力さと失った人との思い出に悲しみを見る。

励ますのはそこから。
支えるのはそれから。
それができるのは悲しみや同情を見せず、事実を忘れなかった人たち。
それもまた名もなき人たち。

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ryoukouno

紘野涼です。
「スワローズ観察日記R」の管理人
仕事はフリーランスでライターやプランナーなどその他もろもろという感じです。
こちらではメインブログ、仕事では書けないようなもの、これまで書き散らかしたものをまとめていこうを思っています。
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